普通にiPhone4やiPadからInternetアクセスや、毎朝無料の産経新聞をダウンロードしていると、月に1度程度の頻度でWiFiアクセスできなくなります。
MZK-MF300Nを再起動すれば復帰するのですが・・・、なんとも面倒くさい。
また、最近はDLNAサーバに溜めた音楽をiPadで再生し、AirPlay経由AppleTVでアンプに流し込む音楽視聴環境にしてますが、この利用形態だとWiFiの伝送量が激増するせいか、1~2時間も聞いていると必ずMZK-MF300Nがフリーズします。
どうやらMZK-MF300Nの電源を入れたままでWiFi伝送量が一定量に達すると、MZK-MF300Nはフリーズするようです。
このままでは精神衛生上好ましくないので、新たにApple製WiFiルータであるAirMac Express[MB321J/A]を購入し、MZK-MF300Nをこれに換えてみました。
Appleの製品というのは、Apple製品ですべて統一するか、標準的な環境にしておけば特別な設定は不要というのがコンセプトのようです。
しかし、AirMac Expressが想定している標準的な環境は、家にルータが無くてInternetプロバイダからの入力を直接AirMac Expressし、家庭内はすべてWiFiでアクセスするというもの。
その標準的な環境以外の設定方法は添付マニュアルにも書いてないので、素人さんは行き詰る可能性大です。
今どき、たいていの家庭にブロードバンドルータくらいは導入しているだろうから、 殆どの家庭でマニュアルに書かれてない設定を試すはめになります。
ということで、多少なり参考になる方も居られると思われるので、我家の設定を以下にまとめます。
ちなみに我家のネットワーク環境は、Internetプロバイダからブロードバンドルータで複数のPCに接続し、それと並行してAirMac Expressを接続してiPhoneやiPadに分配する形式です。
また、IPアドレスを固定で割り振っています。
【設定の肝】
固定IPアドレスで使用する場合の問題点は以下のとおり。
設定はこれらをクリアしながら進める必要があります。
- 設定するための端末のIPアドレスをAirMac Expressの初期設定IPアドレスのセグメントに一旦合わせてやる必要がある。
- AirMac ExpressをブロードバンドルータのLANポートに接続すると、AirMacユーティリティの設定画面を開くことができない。
【設定方法】
(1)PCのIPアドレスを確認し、メモしておく。
(2)設定を行うPCにAirMacユーティリティをインストール。
(3)上記PCのLANケーブルを引き抜いて、AirMac Expressに直結する。(初期状態のAirMac Expressはまったくセキュリティ設定されてないので、こうしないと家庭内LANをご近所に大公開することになります)
(4)AirMac Expressの電源を入れる。
(5)AirMacユーティリティを実行する。
(6)AirMacユーティリティでAirMac ExpressのIPアドレスを確認し、PCのIPアドレスの上位3桁をAirMac Expressのそれに合わせる。下一桁は任意の数字。(写真の場合、PCのアドレスを169.254.96.10とかにする。)
(7)再度、AirMacユーティリティでAirMac Expressに接続し、インターネット接続設定を設定する。
接続方法:Ethernet(8)更にTCP/IP接続設定を設定する。
接続共有:切(ブリッジモード)
(9)ワイヤレス設定を設定する。IPv4の構成:手入力以下、通常ネットワーク設定なので割愛(写真を参考に、家で決めてる設定に合わせてください)
ワイヤレスのモード:ワイヤレスネットワークを作成
以下、通常のWiFi設定なので割愛(写真を参考に、家で決めてる設定に合わせてください)
(10)PCのIPアドレスを元に戻す。
なお、AirMac Express[MB321J/A]の消費電力や、デジタル音声出力についても調べたので掲載しておきます。
空中線電力については、木造2階建ての我家では、10%出力ですべての部屋で使用可能でした。
【消費電力】
標準設定時 5W【光SPDIF出力フォーマット】
空中線電力10%設定時 3W
44.1kHz 直線PCM STEREO