2011年11月23日水曜日

緊縮増税路線で財政再建に成功した国家は存在しない

私が最も敬愛する経済学者ロバート・フェルドマン氏の昨日の発言に衝撃を受けたので記録しておく。
昨日のWBSソーシャルにおける、氏の発言要旨を以下にまとめる。
  1. 緊縮増税路線で財政再建に成功した国家は存在しない。
  2. 増税による経済鈍化により、結果的に税収が減ることになる。
  3. 過去の日本でも、消費税を増税した結果消費が衰退し、他の税収減でむしろ財政は悪化している。
  4. 財政再建対策は経済成長しかない。
私の基本的スタンスは「歴史に学ぶ」である。
歴史を見れば、今起こっていることの多くが人類が過去に経験済みであることが分かる。
すなわち、その歴史の経緯を辿れば、おおよその未来も見えてくるのである。

「過去に緊縮増税路線で財政再建に成功した国家は存在しない。」これが事実であれば、これは日本の未来を暗示している。
氏の発言が事実か、一度調べてみようと思う。

私の基本的な考えは緊縮増税路線であったが、今回の氏の発言はその考えに見直しを求めるものとなるかもしれない。