2011年2月23日水曜日

里親になる方法

里親になる方法について問い合わせがあったので、ざっと書いておきます。

【ワンコを探す】
里親募集のワンコ達を紹介しているポータルサイトがあるので、そこで預かりたいワンコを探します。
ただし、そのワンコがあまり遠くにいるようだと移動が大変なので、近隣地域のカテゴリ(私の場合だと、近畿、中国あたり)から探します。

また、動物愛護団体でも直接里親を募集しているので、そこも参照した方が良いと思います。
近畿の例)DOGLUCK(京都)WanLife(和歌山)


【連絡を取る】
上記のポータルサイトや動物愛護団体のHPには譲渡条件が書かれているので、まずはそれをよく読み、譲渡条件を満足しているか確認してください。
一人暮らし、高齢者、小さい子供の居る家、マンション、留守がちの家等、制約条件が付いているケースが多いようです。

譲渡条件を満足しているようなら、当然連絡先も書いているので、その連絡先へメール等で連絡をとってください。
必要な情報も書いてるはずです。

なお、譲渡元が個人の場合と、愛護団体の場合がありますが、自分で譲渡契約等まとめる自信の無い方には、個人からの譲渡はお勧めできません。
かなり慎重かつ細かく手続きを進めないと、トラブルが生じる可能性が高いと思われます。


【避妊とワクチン接種】
通常、譲渡されるワンコには避妊手術とワクチン接種が求められます。
動物愛護団体の場合は、譲渡前に避妊手術が行われているのが普通で、その費用として1~2万円程度の負担が必要です。


【お引越し】
通常、ワンコは譲渡主から里親希望者へ届けられます。
里親希望者の人物や、生活状況の確認が主な理由のようです。
ワンコの移動に必要な諸費用を負担する必要があります。
最高で1万円程度必要です。
また、この時点で譲渡契約を結びます。


【トライアル】
1ヶ月程度、お試し期間というのが設けられます。
この間、相性をみたり、本当に里親としてやっていけるかどうかが試されます。


【譲渡】
お試し期間を経過し、特に問題ないようなら、譲渡完了です。
役所に未登録のワンコの場合は新規飼犬登録が必要です。
新規の場合は、動物病院へ直接狂犬病予防接種に連れて行けば、自動的に登録手続きが完了し、鑑札をもらえます。
他の市町村で登録済みのワンコの場合は、市役所で移転申請します。
加古川市の場合、新規登録は予防接種込み6000円、移転の場合は予防接種のみとなり3000円必要です。


【その他】
室内犬を例に、必要なものを挙げます。
・サークル 約1万円
・ベッド 約1千円
・タオルとか毛布 あるもので良い
・トイレ 約3千円
・食器(食事用、水飲み用) 約1千円
・ペットシーツ 約1千円
・首輪 約1千円
・リード 約1千円


以上、譲渡とは言え、それなりに費用負担が生じます。
初期費用だけで、およそ4万円強の負担は覚悟しておく必要があります。