2011年9月11日日曜日

台風12号 その後

「台風12号 加古川市 法華山谷川流域浸水」からのつづき
http://satooyanikki2.blogspot.com/2011/09/blog-post_4988.html

台風報道は紀伊半島に集中していて、加古川市、高砂市の被害状況が流れることは殆どありませんでした。
翌日の報道は「加古川市の床上床下浸水50棟」とかその程度。
そんな報道と、周囲から聞かれる被害状況とはかなりの乖離がありました。
台風通過後、周りで聞いた被害状況は以下の通り。


  • 自宅から南下してみると、加古川西IC以西の加古川バイパス南側は殆ど浸水していた。見える範囲はどこまでも浸水していたが、どこまで続いているかは分からない。翌日避難勧告が出ていることを知ったが、避難先の公民館は浸水している南側にあり、行ける状況にない。

  • 台風通過翌々日に神爪(加古川バイパス南側)を通ったが、殆どの家が畳や家財を表に出してる。畳を出しているということは、床上浸水したと思われる。

  • 友人F 高砂市米田町
    近所はかなり浸水している。近所の親戚にも床上床下浸水や車が駄目になるなど多数あり、大変な状況。避難指示が出たようだが、避難先の小学校や公民館の方が低地にあり、指示が出たときには既に浸水していたので自宅の方が安全と考えた。

  • 同僚K 高砂市米田町
    自宅はマンション7階なので問題なかった。しかし、車が浸水して使えなくなった。

  • 同僚N 加古川市東神吉町
    道路の冠水はあったが、特に被害は無い模様。

  • 友人Kの実家 高砂市美保里
    高台にあるので家は大丈夫。周りは冠水しているみたい。一時停電あった。

  • 母(元市職員のつて)から又聞き
    加古川バイパスの南側~高砂市役所までの相当広い範囲が浸水していたらしい。

【その後の公式発表】
9月8日高砂市の発表
家屋の浸水被害状況  床上628軒 床下3070軒

加古川市の発表
床上床下浸水50棟以上
のまま。その割にはそこら中で玄関先に畳出してるが・・・

ちなみに、高砂市は行政の側から被災証明が既に配布されているらしい。
それに対して、加古川市は「被災証明が必要な方はお手続きください。」などと随分と悠長な感じだ。

加古川市が被災状況をきちんと把握できているのか、甚だ疑問。

また、避難勧告/指示が住民に伝わらないシステムになっていることも良く分かった。
避難先についても、本当に避難すべき場所なのかどうか、かなり怪しい。

 「台風12号 その後 長楽寺土砂崩れ 」へつづく
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