2011年5月2日月曜日

火災報知器取り付け

既存戸建住宅の火災報知器設置義務が今月末に迫ってきたので、今日取り付けました。
ただし、機材を購入したのは2年程前。
部屋数が多い(全部で11個)のでぼちぼち取り付けていたら、期限目前になってしまいました。

取り付けた火災報知器は、普通にお店で売ってるものとはだいぶ異なります。
お店で普通に売ってるものは電池式で、天井にビス止めするだけで完了です。
これには次のような欠点があります。

【お店で普通に売ってる火災報知器の欠点】
  • でっぱりが大きい
    報知器全体が外に出る構造なので、でっぱりが大きくて見苦しい。
  • 電池が切れる
    うちみたいに11個もあると、電池寿命2年の製品だと、2ヶ月1個は電池切れ起こす計算。
  • 警報音が他の部屋に聞こえにくい
    一番遠い部屋間だと、扉を閉め切った状態では警報音が聞こえないことを確認済み。火災報知器はそういう状況でも火災に気づくことに意味があるわけで・・・。
  • 電波式は高価かつ電池寿命が短い
    電波を使って他の部屋の火災報知器も警報音を鳴らすものがありますが、1つ1万円以上します。11個だと11万円以上。電波を使うので、当然電池寿命が短い。

そういった欠点は嫌なので、うちは埋め込み型・端子式・連動子機のものにしました。


この製品の特徴は次のような点にあります。

【埋め込み型・端子式・連動子機の特徴】
  • 埋め込み式なので、でっぱりが少ない
    見た目がすっきりします。
  • 電池切れの心配なし
    電源はAC100Vなので、電池交換の必要はありません。
  • 他の部屋も連動して警報音が鳴る
    遠くの部屋で火災があっても確実に気づけます。
  • 電波を使わない
    他の部屋の報知器とはケーブルで繋がっているので、電波を使うことはありません。
  • 以外に安価
    2年前で4500円程度で購入できました。

いいこと尽くめのようですが、唯一問題なのは取り付けが大変だということ。
ビス止めだけで完了というわけには行きません。

まず、取り付けに必要な工具として、ドリル、ホールソー、電動ドライバーくらいは必須です。
配線はまだやってないので書いてませんが、ワイヤストリッパくらいは必要です。
それ以上に、電気工事士免許も。

ということで、とても普通の人が自分で取り付けるわけには行かない代物です。

私は趣味でDIYをやっているので工具が揃っているし、電気工事士免許もあるので良いのですが、普通は工事業者にやってもらう必要があります。


前置きはこれくらいにして、工事に取り掛かります。

まず、ドリルにホールソーを取り付けて、天井に穴を開けます。
この火災報知器の直径は90mmφなので、ホールソーは89mmφを選択。
断熱材を傷つけたくないのと、削りかすが飛び散るのを最小限に抑えるため、天井裏から穴を開け、嫁さんが下からビニール袋を持って待ち構える方法をとってます。

この穴に基台を入れて、ドライバーでネジ締めをします。
ネジをかなり回さないといけない(電動ドライバーで20秒くらい)ので、電動ドライバーでないと大変な作業になります。

あとは報知器本体を取り付けて完了。
かなりでっぱりが少ないでしょ。

これを11個やるとなると大変です。
さらに配線作業も丸ごと残ってます。

とりあえず、配線作業の手始めに専用のNFB(10A)を付けました(右下)が、疲れたので今日はここまでです。

「火災報知器の配線 」へ続く
 http://satooyanikki2.blogspot.com/2011/05/blog-post_15.html