2011年4月14日木曜日

募金について

今回の東日本大震災を契機に、それなりの額の募金をすることにした。
ここ1、2年ほど考えていたことではあるが、これだけの災害を目にして踏ん切りがついた。

募金をするにしてもいくつかの方法がある。
ざっと挙げてみる。

(1)街頭募金、お店の募金箱
(2)勤務先での募金活動
(3)ドラえもん募金のようなメディア主体の活動
(4)日本赤十字、共同募金

上記(1)については、募金詐欺が発覚してるし、それを見分ける手段もない。そもそもそれなりの額を入れるものではないだろう。
上記(2)については信頼できるし、正直なところ周りの目もあるので、毎回小額紙幣1枚くらいは入れてる。
上記(3)については、メディアの側で経費を引いて日本赤十字や共同募金に送金してるのが気に食わない。要はメディアは募金で中間マージンを稼いでいるのだ。わざわざそんなところに送金する意味がわからない。直接日本赤十字や共同募金に送金すればよい。
結局、それなりの額の募金となると、もっとも信頼できる(4)にすべきだろう。

最近、高血圧の継続治療が必要となったせいで献血ができなくなった(2種類以上の降圧剤を服用していると断られる)ので、日本赤十字には献血という形で貢献できてない。
そこで、日本赤十字に募金することにした。

日本赤十字に募金する場合、さらに2つの選択肢がある。
(a)日本赤十字義援金へ寄付する
(b)日本赤十字社員になる

当初義援金にしようかと考えたが、阪神大震災のときに被災者に配られた額が10万円程度であったという実績を鑑みると、あまり役に立ちそうな使い道とは思えない。
自分を家族や家を失った被災者に置き換えて考えてみると、「10万円もらったところで、どうすりゃいいの?」ってなことにならないだろうか。

私は、日本赤十字社員になった方が役に立ちそうに思う。
大災害が起こったとき、即座に救援できる設備と人材の確保、医薬品の備蓄、その後の継続的なケア、これらの基盤は日本赤十字社員の資金協力によるものなのである。
どうせなら、ここに協力したい。

そこで私は、この資金協力を行うべく、日本赤十字の社員になることにした。


ということで、実は先月末には赤十字「社員」加入手続きを終えている
社員になると税控除のメリットもある。
控除による実利は微々たるものだが、多少なりインセンティブは働くので、悪くない制度だと思う。